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24時間365日 [ジェンダー]

「だっておかーさん、毎日遊んでるんだよ」
前回blogに書いたお子が、
夏祭りの帰りにクルマの中でそうのたまった。
「なんでそう思うのん?」
と、おいらがたずねると、お子はこう言った。
「仕事やめちゃったもん。働いてないもん」

ちょっと待て、お子よ。

お前のおかーさんが、この春に仕事をやめた理由って知ってるのか。
自分の両親が交通事故と病気で立て続けに入院した上に、
自分のオットの兄ちゃん(独身)まで事故を起こして、
この3人の通院の送迎だけでもえらい大変で、
休暇をとり続けることが難しくなって、辞めなきゃならなくなったんだぞ。

少々困惑して、お子の母親であるオットのイトコのNちゃんを見ると、
困ったように彼女が言った。
「ウチのダンナね、仕事していない主婦は、働いていないって言うんよ」
「だからこの子も、アタシのこと遊んでるって言うの」

…愕然とした。
なんつーオットだ。
自分は仕事をやめてばかりで、ずっと彼女が子育てしながら働いていて、
土日も休めないからって、
おいらたちの披露宴にも出席できなかっただろうに。
今回の旅行だって、
ずーーーーーっと看病と通院ばかりだったからって、
彼女の母親が旅費を出して、
墓参と息抜きをしておいでって送り出したってひそかにきいたぞ。

怒り心頭。
おいらの脳みそは沸騰しまくりだ。
でも、お子に怒っても仕方がない。落ち着け、おいら。
「おい、キミのかーさんは遊んでいるなんて誰が言ってるんだ?」
するとお子は、
「パパがいつも言ってるよ。働いてないで楽してるって」
この言葉に、おいらの脳みそ沸騰は、さらに上昇。

でも。
でも、それよりも。
これじゃいかんのよ。こどもになんつーことを聞かせているんだ!

「あのなあ…」
「んー?」
能天気そうにお子はこっちを向く。
「キミのおかーさんは、家にいるんだろ?それって働いていないワケじゃないんだぞ」
「…えー???」
しかも家族の看病とか、一手に引き受けてるって要素もあるんだ。
お子は黙って聞いているので、たずねてみた。
「キミのおとーさんな、ウチに帰ってきたら何してる」
するとお子はこういった。
「なんもせん。寝てるだけ」
「…なんもせんのか?ばあちゃんやじいちゃんが入院してるだろ?」
「だって病院はめんどうくさいって言うよ」
「…ちょっ、マジで(汗)」
思わず絶句するおいら(と、オット)。
車内に思わず異様な空気が流れたのは、気のせいではないと思う。
と、ここでNちゃんが口を開いた。

「○○○ちゃん(おいらのこと)、この子に言ってやって。パパが言うことまるっきり信じちゃってるの」

うーん…。
基本的にそれは、Nちゃん自身もちゃんと教えなきゃいかんと思うのだけれど。
でも、こんなこと聞いちゃって、黙ってスルーすることもできず。
(ああ、おせっかいなおいら)
「あのな…家にいるってことはな、24時間365日働いているのと同じなんだぜ」
「お休みナシで毎日働いているってことなんだ」
お子は不思議そうに「えー?そうなの?」とワタシを見た。
そうだよ、とうなづいて、さらにワタシは言った。
「外に出て働くだけが仕事じゃないんだ」
「キミやおとーさんが、安心して学校や仕事に行けるのは、おかーさんがおウチでゴハン作ってくれたり、洗濯してくれるからだろ?」
「働いてないなんて言っちゃイカンぜ。おかーさんのお手伝いするくらいじゃなくちゃな」

などなど、少し難しいかもしれないが、
子どもは決して「わからない」ままではないと思うので、あえて言ってみたワタシ。

この言葉が、どれだけお子に響いたかはわからないけれど、
三つ子の魂なんとやら…と言うじゃないか。
この子が父親から聞かされた言葉が、
この子のなかで既成概念として定着してしまわないことを願うばかりだ。


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共通テーマ:育児

たかが結婚祝いだと言うなかれ [ジェンダー]

少し前の話。
4月から5月は周囲で結婚ラッシュになる方も多かろう。
ワタシも都合4人、結婚(再婚も含むが)する友人・知人がいた。

で、ひとり、二次会に誘われたけれど、先に他の二次会が入っているので、
贈り物を渡そうと選ぶことにした。
そこで本人に、何がほしいか尋ねたところ、
日常で使えるペアの食器が欲しいとのこと。種類はお任せという。
よし、じゃあ探しましょ、といくつかのお店をまわってみるワタシ。

でも…でもね、どーしても食指が動かない。
なぜって、「ペア」にこだわると、
大抵のものが、大小でペアとか、色で男女の別をつけているから。

贈られる友人は、対して気にならない人かもしれない。
でも、ワタシは気になる。
どーしても、どーしても、気になって仕方がないことなのだ。

オトコ=大 オンナ=小

こんな感じのもの、選べないよ。
いや、ワタシが使うわけではないのだから、こだわりを捨てればよいのかもしれないが、
どーしてもそういうタイプに手を伸ばすことができないし、
贈り物として使いたくない。

くだらないと笑う人は笑うだろう。
だけど、これが日常にまだまだあふれているギャップの一端なんだ。
ま、大をオンナが使うこともあるだろうし、
大がオトコとは限らないのだが、
それでも、大きさや色に差があるのは、やっぱりイヤだなと思う。
そんなこと感じるワタシって変ですかね。

結局贈り物は、
単品のグラスをふたつそろえてラッピングしてもらいましたとさ。


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共通テーマ:恋愛・結婚

夫婦別姓について私的一考 [ジェンダー]

【ご注意】今回、ジェンダーネタ嫌いな方は、スルーしてください。



野田聖子氏が、パートナーと離婚したという。
ただしこれは、法的な離婚ではない。
ふたりは事実婚の状態だったので、
いわゆる内縁関係の解消とでも世の中では言うのだろうか。

なぜ事実婚かって?
野田聖子氏が夫婦別姓を望んだからだ。

ワタシは彼女の政治理念は別として、
事実婚を選んだことに惜しみない拍手を贈りたい。
なぜなら、事実婚を選択することは、現在の日本という国において、
イバラの道だと思うからだ。

ワタシも夫婦別姓でいたい派だ。
だから仕事をしていたときは、旧姓使用の届けをしていたし、
実際周囲からもそれまでの姓で呼ばれていた。
そもそも、そのほうが話が早いのである。
ワタシの場合、オットくんの理解もあって、
現在、病院や公的書類などは別として、旧姓と戸籍上の姓の連結型で通している。
おそらく、ワタシからプライベートのアドレスでメールを送られた人なら、
サインの部分に併記してあるので、ご存知のことだろう。

以前ワタシは友人から、このようなことを言われたことがある。

姓が変わるのがそんなにイヤなら、
事実婚を選べばいい。

ワタシは、この言葉にキレた。本気でキレた。(未熟者ですんで)
暴論だと思った。くやしかった。
未入籍のまま事実婚で通すって、それが容易なことならそっちを選択している、と。
それがカンタンにできてしまうなら、幸せだろう。
最近でこそ事実婚に対する社会の認識は、高くなっているが、
内縁関係のカップルに関して、世の中の制度は冷たい。
また、現実として、私たち個人の問題だけで済むのではなく、
家族や親戚との新たな関係が生まれる以上、
それらの人々に未入籍で事実婚を選ぶ理由を、最低一度は説明せねばなるまい。
もちろん親戚のみならず、
何かあるたび、説明を求められるだろう。

決してカンタンな問題ではない。
余分なエネルギーを必要とするだろうことは、間違いない。

そして一番の問題は、子どもが生まれたときである。
婚姻関係を法的に結んでいないことで、子どもが不利益を被るのだ。
要するに、事実婚だと子どもは私生児扱いになってしまう。
いわゆる嫡出子ではない、と判断されるのだ。
(そもそも嫡出子って言葉がイヤだよ)

以前新聞で読んだ例として、
子どもが生まれるときだけ婚姻関係を結び、
生まれた後しばらくして、法的に離婚し、姓を戻す。
そんなことを繰り返しているカップルがいるという。

これ、相当なエネルギーが要ると思う。
疲れるよ、これやると。
いちいち説明しなければならないことも多いだろう。
実際このカップルも、気持ちの上で疲れると語っていた。

要はね、制度上、
婚姻に際して、姓をそのままにしたり、連結させたりが可能であるように、
選択肢を増やせばいいのではないかと思うのだが、どうだろうか。
ワタシは元来、
選択肢の少ない社会は、非常に暮らしづらいと思っている。
法によるパターナリスティックな介入が、人を息苦しくさせるなら、
その法は、生きた法ではなく、
硬直化し人の社会を反映しておらず、すでに「死に体」な法ではないか、と。
(得てしてそのような法は多いけどね)

相手の姓になることが喜びの人がいるように、
姓が変わってしまうことに、抵抗感を持つ人もいるのだ。
自分の希望するカタチが制度として整備されていて、
選択肢のひとつとして存在してくれていればいいのに、と思う。
そのためには、我々が声をあげていかなければならぬ。
黙っていたらいかんと、ワタシは思うのだ。

女性が「人間」としてようやく認められ、参政権を得て約60年。
まだたったの60年である。
いままで積み重なってきたものは、そうカンタンには変われない。
だから時間がかかっても、しなやかに闘いつづけていこうと思う。

イバラの道を選ばなかったことを、ヘタレだといわれるだろうか。
それならオマエも事実婚を選んでアピールしろよ、と言われるだろうか。
いや、腰抜けでけっこう。
野田聖子氏のように、
エネルギーの要る行動をとらなかったと、非難されてもいい。

ワタシは、自分の出来ることから行動するよ。


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共通テーマ:恋愛・結婚

プチ炎上するぞガンダム [ジェンダー]

夕方、ひっじょーにマニアックなラインナップで展開している書店で、
立ち読みをしているときに

テレビ版・機動戦士ガンダムのエンディング曲である
「永遠にアムロ」が流れてきた。

「うわあ、こゆいなー」と思いつつ…
店内スピーカーの真下にきたとき、聞こえてきた歌詞。

は涙をみせぬもの、みせぬもの♪」

 

…ほほう。

思わず反応する私。
男は涙を見せないものか。ふうむ。
フェミコードひっかかるにしても、 分かり易すぎで笑える。

昔のアニメソング、こんな感じの歌詞って
探せばいっぱい出てきそうな悪寒。
ウチに帰ったら、
王道のアニソンでさがしてみようかと思ったいじわるばあさんな私。


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共通テーマ:日記・雑感

いろんな意味で痛かった「不信のとき」 [ジェンダー]

毎週木曜日22時から放送していた、「不信のとき-ウーマンウォーズ」が終わった。
なんとなく予定調和な結末だったし、
複線も最後に出てきたので、ドラマのストーリーとしてはどうでもいいのだが…

最終回、杉田かおるが涙を流しながら説くセリフをききながら、
ワタシの中の「フェミコード」(by斎藤薫氏)がなりっぱなしだった。

あのセリフ、
登場人物に、作者が主張を投影しているのだとしたら、
それはそれでフェミコードばっちりひっかかりまくりで、
ツッコミをいれたいのだが、
現時点では、まだ脚本家の真意も、
原作者の有吉佐和子(ずいぶん、原作と変わってるよね)の意図も、
よみきれてないので、ここで書くのはペンディングにしておく。

検証は、また後ほど。


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共通テーマ:恋愛・結婚

ニュース削除か?時事通信&ロート製薬 [ジェンダー]

今朝方、時事通信配信のニュースで、
ロート製薬(本社・大阪)が、
「日本に住む女性の3割以上が「秋の七草」をまったく言えない」
旨のアンケート結果を発表したと流れた。

なんで女性なんだよ(激怒
男性はどうなんだよ

と、とーぜん思うじゃないっすか。
とっても分かりやすいネタで、食いつきのよいハナシだったのでしょう。
そのせいか、
いま、ネット上でニュースを検索しても、なぜか出てこないんです。
出てくるのは、過去のアクセスランキングに残っているmixiだけかも。

これって、これって、
もしかしてロート製薬の広報とか、えらいさんとか、担当代理店が
ニュースをストップさせた可能性大きいと思いません?
(キャッシュ残ってるっちゅーの)

余談ですが、以前から主張しているのですが、
TBSの毎週日曜日の午後に放送している「噂の!東京マガジン」のコーナーで、
「やってTRY」ってのがあります。

これは、お習字や料理や、いろんなことを該当で若い皆さんにやっていただき、
中でも突飛なメソッドをしちゃった方を、テレビで公開するという、
「ああ、アタシは安全地帯にいるのねん」

という確認するためのようなコーナーなのですが、
料理を作るときに、なにゆえ若い女子のみにやらせるのか、
常々疑問に感じておりまして、
とーぜんですが、TBSに抗議のメールを送ったのです。
(電話つながからなかった)
もう、都合3回くらいはしていますけど、一切レスなし。
リアクションまったくありませんよ。

黙殺かよッ

と、そのうち内容証明(ぉぃ でも出してやろうかと思っています(嘘

 

<追伸>そういえば秋の七草って、アレルゲン満載ですよねっ


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違和感を禁じえない [ジェンダー]

いまから書くことは、いわゆる「自称・右」な方々から攻撃を受けるかもしれないが、
ワタシも、一応この国に属する以上、
この違和感を訴えなければと、思うので書くことにした。

某家族の次男一家に、男の子が生まれた。
帝王切開による予定分娩であったが。

それはそれでめでたい。
まして、母親は、胎児が部分前置胎盤であるうえ、39歳という年齢で出産したのだから、
ずいぶんと大変だったと思う。
おなじ「生み出す性」として、心からお疲れさまでしたという気持ちはある。

だがしかし、
生まれた子が男子であったがゆえに、世の中が騒いでいる。
街の人々にも、やっぱり男の子でよかったという声がきかれた。
経済効果の試算額も、男子であるほうが遥かに多いそうだ。
しまいには、この一家について決めた法律を、
しばらくは改正する必要もないという議員センセイ方からのご意見も出た。

これら昨日の朝から続く一連の動きを見ていて、
ワタシのなかで、居心地の悪さと違和感がどんどん強くなってきている。
気持ちが悪い。

なぜかはわかっている。

この一家には、特殊な事情が与えられているとはいえ、
あまりにもひどい話じゃないのか、これは。

生まれてきた子には何も責任はない。
問題は、この一家をとりまく「制度」にある。

跡取りは男子に。
男子であることが「でかした」論になっているのだ。
それは長男一家に男子が生まれていないがゆえ、
「でかした」と周囲は喜ぶのであろう。
それはつまり、この一家が今後も男系で続いていく保障ができたからなのである。
果たしてこの一家はどう考えているか、我々は知る由もない。
しかし、少なくとも一家を囲む人々は、
男子でよかったと思っている人が多い様子。

そして、それらを見て思うこと。
「女子ではダメなのか」ということ。

ニコニコ笑った初老の夫婦が、
テレビの街角のインタビューでこういった。
「やっぱり男の子ですよ」
この言葉が物語ることは、たくさんありすぎて、拾いきれない。
しかしはっきりと言えることは、
いまだに、「跡取りは男子」という意識はこの国にあふれているということ。
そして、その影で苦しむ女性が、たくさんいるだろうなということは、
現実として出産にまつわる問題を抱えなければ、わかりはしないだろうということ。

男子と女子の、最初から存在する格差は、
生物としての構造による差のみではない。
社会的格差がはっきりと存在している。
それは先に生まれた大人たちが作り出し、存続させているもの。
いまだに、続いているもの。

ワタシはこの一連の騒ぎに、違和感と、居心地の悪さを感じている。
すべてを見届けてやると、テレビから目を離さずにいたが、
ひどくメンタルブレイクダウンしそうなので、もうやめた。
なんという居心地の悪さだろう。

そういえば、
この一家は国民(この表現がきらいだ)の手本であらねば、と
意見を述べた誰かがいたが、
男子優位の一家が国民の手本にされてはたまらない。
男子でも、女子でも、同じ人間だ。
生物的特徴や格差はあっても、人間であることに変わりはない。
どちらが生まれても、同じようにめでたい。
この一家が、自らすすんで男女変わりなく祝える制度であれば、
今、子供を産むことで苦しんでいる人たちの福音になるかもしれないとも思うのだ。
そして何より、
長男一家でも、苦しまずに済むだろうに。

長男一家の某女性が、
今回の件と、今回の件に伴う騒ぎで、
さらに疲れを増してしまわないかと、ひそかに心配になる。
念のため言っておくが、それは、ワタシがこの一家を慕っているからではなく、
同じ心の悩みを抱えている者としての、心配なのだ。
そしてそれは、彼女だけではなく、
「産む事」を至上命令とされ苦しむ女性たちにも、同様であろう。

ワタシの結論。
この国のジェンダーギャップは、まだまだ解消されそうもない。


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